燃料の価値あれれ

エル・ドラードにて葡萄酒。
24Hの西湯にてきのこと豆腐と野菜と一緒に煮られて喰われる。誰に?仕上げはおじや。
ついでに、セルフで燃料補給。
ガソリンが安すぎる。
1リットル1万円くらいだったらあきらめがつくのに。
夜、入坑。坑内が陰圧になり酸欠、及び硫化系のガスが発生。
むーちゃん、ケロケロ鳴き止みぐったりなった。職の安全。

●追記(3.69ヶ月後)
ガソリンが1リットル1万円だったらガソリンを買うのは一部の富裕層だけになり、庶民は自動車に乗らなくなる。となると、人々の移動手段は徒歩または人力車、かご、馬車、犬橇、キックボード、ローラースケートといった乗り物になる。
となると、交通事故が減るし渋滞もなくなる。舗装された道路がそれほど必要なくなるから国会でえらいおじさんがたが財源がどうのこうのとか道路作りに絡む利権争いをしなくなる。大気汚染や騒音が減るから静かになるし地球温暖化防止になればツバルは沈まなくなるかもしれないし、エネルギー資源枯渇の心配がなくなる。わざわざ郊外の大規模複合商業施設に行って買いものをしなくなり、近所の商店街が活性化する。歩くことによって人々の運動不足が解消されてみんな健康になる。ガソリンスタンドは馬場、馬屋、馬蹄職人、鞍屋、飼葉屋などになり繁盛する。あれ?いいことばっかりじゃないの。でもな、物価すべてが高騰するだろうし、失業者が大量に発生するだろうな。あ、でもみんな失業してるんだからいいじゃないか、働かなくてもすむならこりゃいいじゃん、あっはっは、ってんで価値観が変わり、みんな物の豊かさや富を求めることもなくなり、...なんてことをぐだぐだ考えていた、あの頃。

公的個人とは

エル・ドラードにて葡萄酒。
やうやう白くなりゆく山ぎは、少しあかりて公的個人認証サービスソフトをインストール。何度も認証失敗、途方にくれて、また飲酒、やうやう白くなりゆく生えぎわ。
夜、入坑。巨大アンモナイト。

■追記(3.66ヵ月後)●
しかし、あれだな、「公的個人」ってなぁ「私的個人」じゃないってことであって、個人には公的な部分と私的な部分があるということはわかったが、どこまでが公的でどこまでが私的なのだろうといった疑問も生じてくるわけで、役所事務窓口に接する場面のみ公的といい、それ以外は私的ということなのだろうか。個人とは何かと辞書を繰ると私人ともいうらしく、つまり個人という言葉には私という意味が含まれているわけで私的個人というのは意味を重複しており、また公的個人という言葉は辞書を依拠すれば公的私人ともいい換え得るわけで、言葉として矛盾している気がする。ところがその矛盾こそがいかにも公的だなぁと私的に我思う故に私的我あり、公的に我思う併し私的我あり、つって個人的にわけがわからなくなったのであった。

なんかこわれた感

エル・ドラードにてラム酒。
泥酔。
気がついた時は東校のマウンド上で土下座の姿勢をしていた。
膝下に霜柱の感触。
肩を叩かれた気がしたので立ち上がったら、目の前に黒いコートを着た大きな男がいた。
男は黙ったまま電球をよこすとホームベースのところまで行き、コートを脱ぎすて、こちらを向いてキャッチャーミットをかまえた。
なんの冗談だろうと訝りつつもオレ、ミット目掛けて電球を投げた。
夜、入坑。鰯岩石、鶯岩石。カナリアむーちゃんがケチャケチャ鳴いた。
なにかが壊れた。

△追記2.22ヵ月後○
いやぁ、ほんとなんだかわかりません。ユング的な心理分析したい感じ。

はるをかまける

エル・ドラードにて葡萄酒。
怠慢な睡眠欲。旺盛な再睡眠。二度寝三度寝。
店を開けたら、静岡の古着屋フラミンゴのK君がきた。
確か昨日も来てウールリッチのネルシャツを買っていった。
今日はフォックスナップのCPOとエディバウアーのダウンジャケット。
夜、入坑。ガンジンの説法。

▲追記2.25ヶ月後■
まただいぶ遅れてしまいました。

ま、しょうがないでしょう。今日は3月23日です。
あたたかくて張るらしく、肩、腰、そして頭のなかがじんじんします。

電気もぐらの脅威

エル・ドラードにて葡萄酒。ビーフン天。
帰巣、微弱賛成睡眠。
興津「最大限価値」で鰤寒天と大袈裟饅頭を買いその場でこれらを喰らう。
成人の日というが成人がどこにもいない。
夜、入坑。方鉛鉱、黄銅鉱など微量。
電気もぐら導入の件でマルケスとガエルがまたもや喧嘩している。電気もぐらがきたら、おれたちゃ用無し、失業だ、今後どうしたらいいんだ。というガエル。電気もぐらがあれば、掘削が楽になる、採掘も早くなるし量も増えるから選鉱に人手がいる、おれたちは選鉱とトロッコにまわればいいのだから失業はしない、採掘量が増えれば、賃金だってアップする。とマルケス。

■追記1.982ヶ月後■
このころの僕らはフリゴンの電気もぐら導入におびえていた。かなり遅れた産業革命というか、近代化、合理化、効率化の波がこの小さくてさびれた鉱山をものみ込もうとしている。そんな予感がじわじわとみんなを不安にさせていた。電気もぐらがどういうものか知らなかったために。

ちゃもしぐれ

エル・ドラードにて葡萄酒。
帰巣。
ガンバルナ受験生。
夕方店を開けたらシンゴちゃんが買い物に来た。七味パーカーを売りつける。
サッカーショップ「ジオ」が栗林デンキ内で復活したらいいなと。
夜、入坑。トロッコ爆走。マルケスとゴーキーじいさんのバナナ決闘。
フリオのちゃもしぐれ。

●1.97ヶ月後の追記■
ガンバルナというのは、いまさら頑張ってもしょうがないよ、ということのようだが、もうひとつ、ガンバレと言われることで頑張れない自分に後ろめたさを覚える受験生も少数でもいるんじゃないかなと思ってガンバルナと書いたのかもしれない。むかし自分も受験生だった。でも自分は全然頑張らなかった。頑張れなかった。だからガンバレと周りから励まされるたびになぜか頑張れない自分にがっかりして落ち込むこともあった。頑張れないスパイラル。受験生諸君。おじさんは思うぞ。受験期の焦燥や不安は実は受験期特有のものではない。受験の合否結果はどうであれ、ホントの意味での結果はずっと先、きっと50年後くらいにわかるものだぞ。だから手行く一途いーじーだ。スパイラルの可逆性を信じよう。
ってなことを考えていたのかもしれない。
「ジオ」がうちの店の中で開店するというのもおもしろいね。
マルケスは30代の元IT社長で今は選鉱とトロッコの職人。経営者のフリオと仲が良く他の労働者とは仲が悪い。
ちゃもしぐれとは資本家が末端の労働者にこき使われることを意味する隠語。

合同のアレ

朝、エル・ドラードにて葡萄酒。
帰巣。裏庭に大きな白いキノコが群生。かと思ったらニョロニョロだった。おかしいな。夏祭りでもないのに。
エリザベートにて合同のアレ。学年幹事のA山に電話したらもうはじまってるよというので急いで辻へ。
芸術科在校生の演奏。ブラボー!
ラグビー部白井三郎先生のお話。想像できますか&プレッシャー。
次の来賓が「大先生」と言っていたのでピキンときた。
わーい。てかてかのちょい不良(わる)カンキ。
ひさびさのビールで鼻腔がやるせないほど膨らむ。小雨降る中、二次会、三次会へと流れる。久闊を叙いすの巻。飲んだ飲んだ。笑った笑った。来なかったツヨシとマーチンとイッチュンがホンドーんちでマージャンやっているという情報が入った。ホンドーんちの前を通ったとき確かにツヨシのポンっていう声が洩れてきた。
深夜、入坑。こっそりサボっていたら管理者に蛸鞭でしばかれた。Pt、Au、で、蝦飴をもらった。

相変わらずのもてもてカンキ。てかてか


●1.79ヶ月後の追記■
合同のアレ、ビールを飲む前までの記憶ははっきりしている。懐かしい人たちと会うことになんだか妙な緊張感を覚えた。式次第で特に印象に残ったのは白井先生のお話。あいかわずガツンとしてくれる。お姿を見ることはできなかったが、先生が話し出すとグランドの隅に正座させられているような気分になった。そうそう、じっさい体育の授業でそんなシーンがあったっけ。うろ覚えで失礼だとは思うけれど先生のお話の概要もどき。
「(在校生の演奏の後、この場で話すということを謙遜しつつ)もうずいぶん前のことなんですが、ちょうどこういうクラシックの演奏会のようなものがありましてね、まぁちょっと思い出したもんですから話させていただきますが、わたしの隣の隣の席にすごくえらい人が座っておりまして、わたしの隣には河村先生がいたんですが、その隣にものすごくえらい人がいまして、まぁなんというかほんとにえらい人で、もうわたしなんかよりもずっとずっとずーっとえらい人なんですが、その演奏中ですよ、みんなしんとして聴いている中でですね、そのえらい人が私に向かって話しかけてくるんですよ。演奏とは関係ないような話を。おおきな声で。...想像できますか?...わたしはもう我慢できなくてですね、そのものすごくえらい人にこう言いました。あのすいませんが、もう少し小さな声で話していただけませんかって。想像できますか?...わたしはそのえらい人にもうちょっと小さな声でってお願いしたんですが、そのえらい人が何とこたえたか、想像できますか?...ものすごくものすごくえらい人ですよ。何と言ったか想像できますか?...私は地声がでかいんでねと、そう言ったんですよ!......まぁ、ちょうどこういった演奏があったんで、つい思い出して話したんですが...。」
つづいてこんなはなしも。
「まぁいろいろ話そうとすればいつまでも続けちゃうんでね、これぐらいにしておこうとは思いますが、しかしまぁいろいろ嫌なことが多い世の中ですが、かといって時代や社会のせいにして甘えるのはよくないですよ。プレッシャーというのはこれはとても大事でしてね、どんな世界でもお互いにプレッシャーをかけあうというのは必要で、スポーツはもちろんそうですが、仕事仲間でもそうだし、友人同士でもそう、夫婦の間でもそう、家族でもそう、いろいろな人間関係があるでしょう、そのなかでお互いにプレッシャーを与える、プレッシャーを受ける、ということがとても大事です。でなければ人は成長しません。」


スピリチュアル手動ポンプ

朝、エル・ドラードにて葡萄酒。
帰巣。ねむりのつけ払い。
起きたら雨が降っていた。
夜、入坑。雨水気分ポンプ吸い上げ。ゴーキーじいさんバナナひとりじめ。ひさびさのAu、Ag、酸欠。処理しきれないほど水が聞こえる。

▲追記1.81ヵ月後▲
なんだかさっぱりわからない。この日が雨天であったことはわかるけど。
過去の自分はもはや他人だと思った。

語感の記憶パルス

朝、エル・ドラードにて葡萄酒。
烏賊釣りボンボン。
アマゾン探検隊。記憶の潤い成分ローズウォーターとどですかでんの音が繋がった。
夜、22時に起きて入坑。チタン鉄鉱なんて出てこない。

■1.83ヵ月後の追記▲
そうそう、この日はイカ釣りボンボンのおかげでむかし夢中になって読んだ本のことを思い出した。で、倉庫をさがしたら出てきたので再読。ぐぎゃっぎゃぴゅぴゃっぴゃ。トラルファマドール。イカ釣りぼんぼんとは何か?それは謎。というか、このイメージを言葉で説明するのは容易でない。

ゴーキーさん、トロッコ

朝、エル・ドラードにて葡萄酒。
ぶばばばばって噴出。帰巣天蓋。空中浮遊眠。
ライト煮ン、酸だぁ、鰤蒸すとン、安牌や〜
塵労に憑かれる。
夜、入坑。掘り手選り手それぞれ風邪で休み。もうたいへんすよ。トロッコ押したり。閃亜鉛鉱、方鉛鉱、黄銅鉱、黄鉄鉱。愚者の黄金。ゴーキーじいさんのテク。

○1.85ヵ月後の追記△
うーん。なんだかわからないが。
採鉱する人を掘り手、選鉱する人を選り手と呼ぶ。
運搬する人を運び手、ってそのまんまだけど若い衆はトロッキーと呼ぶ。トロッコを操るからだ。トロッコには動力が無いので坑道の登りは押さなければならない。下りは上に乗ってブレーキを操作する。乗ってるときは楽しいけどね。
ゴーキーじいさんは、ゴールキーパーの略ではない。郷田幾市郎というベテランの鉱夫で、江戸時代からいろいろな鉱山を渡り歩いていると本人は言っている。清越、土肥、大仁、持越といった伊豆で有名な鉱山で金や銀を採掘していたと。話していると軍艦島や夕張で石炭もやっていたとか金を始めたのは佐渡金山だとか尾去沢鉱山では隠れキリシタンを100人くらい逃がしてやったとかどこまで本当なのかがわからない。しかし、腕は確かだ。

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